特養介護士のこーにゃーです!
皆さん!ボーナスは貰いましたか??
今年の国家公務員の冬のボーナスは平均68万円だそうですね!
介護業界は全産業に比べて月の給与が10万円安いと言われています。
悲しいなぁ・・・
ところで、介護士のボーナス。こんな風に思っていませんか?
「出るだけまし」
「寸志程度でももらえたらラッキー」
「ボーナス?何それ美味しいの?」
介護施設で働いている皆さん!こんな状態なら、本気で転職を考えた方がいいかもしれませんよ?
介護施設の経営悪化
どこの企業でもそうですが、個人の評価はもちろんのこと、会社の業績によってもボーナスの支給額って変動しますよね。
その点、介護業界も例外ではありません!
施設の稼働率が悪かったり、赤字経営をしている法人では、ボーナスの支給率も下がってしまいます。
そして近年、超高齢化社会と言われていながら、経営が上手く行かない介護施設が非常に多いです。
ここ5年で介護施設の倒産は急増。昨年度は108の事業所が倒産しており、今年も同様のペースで推移しています。
・事業拡大による人件費の高騰
・人員不足による事業の停止
・介護施設の飽和による入居者の奪い合い
こういったことが原因となっています。
需要が増えているにも関わらず経営は悪化している。こんな事情だからこそ、ボーナスが少なかったり、賞与そのものがない施設も出てきてしまいます。
基本給を低くしている施設も
介護施設の求人票を見ると
賞与:4.0ヶ月
なんて記載を見かけるかと思います。
しかし、実際には基本給を低く設定し、賞与を抑えている施設も少なくありません。
実際に、基本給12万にいろいろな手当をつけて
「手取り20万、賞与4カ月」と求人に出している施設を多く見てきました。
しっかりと基本給を意識して施設選びをする必要がありますよね。
健全に経営している介護施設はしっかりとボーナスが出ているという事実!
全国で介護倒産が相次いでおり、賞与が少ない施設もあります。
一方で、徹底的に無駄な支出をカットし、内部留保することなく職員に賞与や昇給という形で還元している施設も存在します。
そういった施設では介護職員の離職率も下がり、質の高いケアを継続的に行うことが出来ます。その結果、事業を継続することができ、安定した経営に結び付きます。
私が体験した介護施設の賞与額
これまで3施設で正職員として勤めた私のそれぞれの賞与をお答えします。
全て総支給額です。
一社目 賞与年間15万円
東京の社会福祉法人で、ケアハウスです。新卒で入社した施設。
一年目の賞与は年間で15万円。
施設自体もブラック体質で、サービス残業だらけ。
離職率も高かったですし、離職対策もしてませんでしたね。
二社目 賞与年間68万円
東京の医療法人、ケアハウスです。転職した一年目の賞与がこちらでした。
母体も強く、経営も安定していたと思います。
一社目からのギャップがすごすぎてこんなに違うのかと驚いたものです。
待遇も良かったですね。
三社目 賞与年間48万
一年目のボーナスがこんな感じでした。
東京が一番給与がいいので、宮城県でこの額はかなりいいそうです。
福利厚生がしっかりしていて、サービス残業は絶対に許されません。
他産業に比べれば賞与額は低いかと思いますが、同じ介護業界でもこれだけの違いがあるんです。
ボーナスが出ないところは要注意
同じ介護業界でも、ボーナスが出る施設、全くボーナスが出ない施設。
パートなどの非正規雇用では仕方ない事かもしれませんが、正規職員でも「介護だから仕方ない」と思っている方が非常に多いです。
もし今ボーナスが出ない施設で働いているのなら、転職することをお勧めします。経営が不安定であったり、施設内で留保している可能性がありますよ。
しっかりとボーナスが支給される介護施設はたくさんあります。