介護士こーにゃー 嫁はデブ

介護と夫婦の話が多い雑記ブログです

【介護】認知症だろうが知的障害者だろうが人を固定観念で決めつけてはいけない。そう実感した話。【偏見】

特養介護士のこーにゃーです。

 

介護の仕事を続けていくうちに、固定観念がついてしまっていることがあります。

「この入居者さんはこーゆータイプの人だ」

「この人は行事は嫌いだから声かけても意味ない」

 

そんな風に考えてしまってはいけません。相手は人間ですから。

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そのことを改めて痛感した話です。

 

知的障害者高齢

私のユニットの入居者様に、高齢でありながら知的障害者の入居者様がいます。

女性で実年齢は78歳ですが、精神年齢は14歳程度。

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情緒不安定で穏やかな時もあれば、急に不機嫌になって大声を出す。

なかなか難しい入居者様です。

 

特に入浴介助は女性職員しか対応させてくれません。

彼女が入所されてから3年間、男性職員は一回もお風呂に入れれたことがありませんでした。

 

入浴

その日はとっても忙しい日でした。朝から業務が詰まってて、事故も発生してとにかくあわただしい一日。

私は入浴をこなしていました。

 

しかし、彼女の入浴だけはやってません。「私じゃ駄目だな」って決めつけていました。

 

そんな時、居室から彼女が出てきました。一目見て機嫌がいいのがわかりました。

「今ならお風呂に入ってもらえるかも」

そんな気がしたので声を掛けました。

 

「今からお風呂行きませんか?」

「んーどうしようかな」

「今ならお風呂あったまってますよ」

「そっかぁ。じゃあ入ろうかな」

「一緒に行くの、私でもいいですか?」

「いいよ」

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こんな感じで快諾してくれました。

 

お風呂に入ってくれた

脱衣所で洋服を脱ぐ。途中介助もしましたが、羞恥心や拒否もありません。

身体も洗わせてくれます。

湯船に入ってからもご機嫌。

「いいーゆーだーなー、いーいゆーだーなー♪」

「湯気が天井からぽたりと背中にー♪」

って歌ってます。かわいい。

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お風呂から上がります。身体を拭いて洋服を着てもらいます。

「どうもありがとね」

すっごい感謝されます。

 

「また一緒に入ってくれますか」と聞きました。

「いいよ、よろしくね」と喜んでくれました。

 

固定観念で決めつけてはいけない

 

私が今の職場に入職してから、一度もお風呂へのアプローチをしたことはありませんでした。

というのも、男性職員が下手に声をかけると機嫌を悪くしてお風呂に入ってくれなくなると教えられてました。実際に、以前はそういったことが多かったみたいです。

 

今回お風呂に入ってくれたのはなぜなのか

・施設生活が長期化する中で、彼女の心境に変化があったのか

・私との信頼関係が出来ていたからなのか

・たまたま機嫌がよかっただけなのか、気分によるものか

 

理由はわかりません。ただ、男性職員とお風呂に入ったという事実があり前例を作ることが出来ました。

ここから少しずつ男性職員の介入を増やすきっかけになると思いますし、男性だからやらなくていいという考えを捨てなければなりません。

 

知的障害者だろうが認知症だろうが高齢者だろうが、一人の人間なんですよね。固定観念を捨て、入居者様と向き合わなければいけない。そう実感した話でした。

 

 


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