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【介護】アルツハイマー型認知症の特徴とは?症状の特徴、周辺症状、原因について解説します。

認知症ケアをしていくうえで、認知症状の特徴を知り適切なケアを行うことはとても重要なことです。

 

今回は認知症のなかで最も有名なアルツハイマー認知症について解説していきたいと思います。

 

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アルツハイマー認知症とは

アルツハイマー認知症は、認知症の中でも最も多く、全体の半数以上を占めます。

正式名称は「アルツハイマー病による認知症またはアルツハイマー病による軽度認知症」といいます。

短期記憶がない、思い出せないなどの症状が特徴ですが、物盗られ妄想や徘徊などの症状が出る人もいます。

 

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アルツハイマー認知症の原因

長年、アルツハイマー認知症の原因は不明でしたが、近年の研究でアミロイドβやタウタンパクと呼ばれる脳の老廃物が脳に蓄積されることで神経細胞が死んでしまい、脳が委縮してしまうことがわかりました。

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記憶を担っている海馬から委縮が始まる為、初期症状として短期記憶の消失があります。

 

認知症の進行

認知症の症状として、時間の経過とともに緩やかに、しかし確実に進行していきます。そして、アルツハイマー認知症が治ることはありません。

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ですが、早期に発見することで症状を遅らせることができます。早めの受診が大切です。

 

アルツハイマー認知症の主な症状

記憶障害

新しく経験したことを記憶することが出来ず、すぐに忘れてしまいます。一般的な物忘れの場合、どんな食事を取ったか忘れてしまいます。認知機能障害の場合、食事を摂ったことそのものを忘れてしまいます。

 

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見当識障害

時計が読めない、今日が何日かわからない、自分のいる場所がわからないなど、自分の置かれている状況がわからなくなってしまう症状です。

トイレに入ってもうまく使えなくなってしまったり、なぜここにいるのかわからなくなってしまいます。

 

見当識障害の解説はこちら

 

判断能力の低下

例えば10個のうち、一つ選んでくださいと伝えると、その方は選ぶことが出来ません。今まで得意だった料理が、調味料をどれくらい入れたら良いかや、どんな食材を使うかなどの判断が出来なくなります。さらに進行すると、手順がわからなくなり、料理自体が出来なくなってしまいます。

 

捨てるものがわからなくなったり、片付ける方法がわからなくなってしまい部屋が汚くなったり、季節に合わない洋服を着たりしてしまいます。

 

心理症状(BPSD)

物盗られ妄想や徘徊、食事を食べないといった介護拒否が出てきます。その他興奮や暴力、無関心といった症状も現れます。

 

アルツハイマー認知症の予防

睡眠不足に気を付ける

睡眠不足の人は、脳の老廃物であるアミロイドβが排出されず、蓄積されて今います。

実際、睡眠不足の人は、十分に睡眠をとれている人より5倍もアルツハイマー認知症になりやすいというデータがあります。

また、30分程度の昼寝をすることで発症のリスクを抑えることもできます。

 

より良い生活習慣を心がける

生活習慣を改善することで、アルツハイマー認知症の予防につながるとされています。喫煙、過剰な飲酒、運動不足や高血糖状態では、発症リスクは高まるとされています。

 

また、生活習慣病を発症したことが原因で認知症になることもあります。

 

早期発見、早期治療が大事

アルツハイマー認知症は現代の医学では治りません。ですが、症状の進行を抑えることは可能です。早ければ早いほど進行は緩やかになり、健康寿命の延伸につながります。

 

症状を改善させる薬も存在しますので、おかしいと思ったら早めに受診するべきです。

 

身体機能、感覚機能を使う

本を声に出して読む、音楽を聴く、一緒に歌う、昔話をする、折り紙をする等、身体機能や感覚機能を使うことで脳が活性化し、症状の改善に繋がります。

 

体操やちぎり絵お手玉といった手先を使う遊びは楽しく行う事もできるのでお勧めです。

アルツハイマー認知症の方への対応方法

同じ話を繰り返すことに怒らない

短期記憶がなく、自分の置かれている状況がわからなくなってしまうため、同じ発言を繰り返してしまいます。

それに対して「さっき言ったでしょ」といった対応をしてしまいがちですが、それでは相手の尊厳を損ねてしまいます。

この時に受けた不快な気持ちや怒られたということは感覚として残り、うつ傾向に繋がる事もあります。

 

そのため、介護者はできるだけ付き合ってあげることが必要です。大変な時は、興味がある違う話題に変えるなどして、相手を傷つけないようにしましょう。

 

否定をしない

物盗られ妄想や徘徊などの症状が出ているときは興奮していることがあります。

ここで否定をしてしまうと、余計に興奮してしまい症状を悪化させてしまいます。話を合わせてあげて、本人の話を聞く態勢を作りましょう。

また、話題を変えて見たり、一息入れる、場所を変えるなどして気分転換をすることも大切です。

 

本人の生活しやすい環境を作る

見当識障害で置かれている状況がわからなくなってしまうことがあります。

本人にとってわかりやすいよう、トイレの場所を分かりやすく書いてみたり、時計もアナログからデジタルに変更するなどして、安心できる環境を作ってあげることが重要です。

 

無理強いはしない

食事を食べない、お風呂に入らないといった介護拒否に対して、無理やりしてしまうことはしてはいけません。かえって拒否が強くなり、興奮したり、信頼関係が崩れてしまうことにもつながります。

 

「お風呂に入るとさっぱりしますよ」、「これ美味しく作れたんですよ」等、相手が安心できるような声掛けをしましょう。

 

まとめ

今後認知症の方が増加することで、アルツハイマー病の認知症高齢者も増加していくことが予想されます。

2025年には高齢者が全人口の30%を超えます。

 

一人一人が正しい知識を持って、アルツハイマー病と向き合う必要があります。少しずつでもいいので、認知症に対する理解を一緒に深めていきましょう。

 

 

 
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