介護士こーにゃー 嫁はデブ

介護と夫婦の話が多い雑記ブログです

【介護】人は簡単に変われないけど、高齢者はどんどん変わっていく【死】

特養介護士のこーにゃーです

 

人はそんなに変われませんが、高齢者は一日の中でも変化していきます

 

最近亡くなった入居者様の話です

職員泣かせの入居者様

ベット上での生活主体だが頭はしっかりとしている男性入居者

自分の意見をまっすぐに職員へ伝えてきます

 

「私の言っていることがわかりますか?」

が口癖

 

起きたくない

お風呂に入りたくない

水分を取りたくない

嫌なものは嫌だ

文句あるなら医者を呼んできて

 

とにかく職員泣かせ

ご家族も愛想を尽かしてしまい、ほとんど面会には来ない

生活保護でお金もない

 

なかなか難しい頑固な方でした

 

そんな方だから、苦手意識を持つ職員も多く、関わる時間が短い入居者だったのかもしれません

 

足の浮腫み、そして排尿障害

ベットから起きることを拒むため、ベット上での生活が多くなっていました

ある日突然、足が浮腫み始めました

その浮腫みは日に日に肥大化して、靴下が履けないほどパンパンになってしまう状態でした

 

足を挙げるように伝えますが、「やらなくていい」の一点張り

医者の言うことも聞きません

 

足を挙げても自分で下ろしてしまいます

 

「誰も私の言うことを聞かない」

それが口癖になってきました

 

やがて、排尿が出なくなってきてしまいました

 

急速に死へ

そこからは、もうあっという間です

排尿が出なくなってしまい、男性器に管が入ります

 

すっかり気力がなくなり、これまで人を寄せ付けなかった方が、何度もナースコールを押し職員を呼びます

不安だったのでしょう

 

口調も柔らかくなり、悲観的な発言が増えました

 

「私がわがままばっかり言ってたからこんなになったんだね」

これが口癖に変わりました

 

亡くなる二日前、まだ食事が食べれました

「明日は休みなので明後日に顔見に来ますね」

私がそう言うと

 

「待ってるよ」

そう返事をくれました

 

亡くなった日、出勤してすぐその方の顔を見に行くと、

顔面蒼白で目が虚ろ、呼吸が早く、脈がとても弱い状態でした

ほとんど意識もない状態

 

病院に搬送する間の車内では「眠りたい」と繰り返し呟いていました

病院についてからはすぐに管という管を体中につけられます

 

それでも、その日の夜、息を引き取りました

最期を看取った看護婦からは「安らかな表情でしたよ」とお言葉を頂きました

 

人は簡単には変わらない、でも高齢者はどんどん変わっていく

介護職員にとって、一生懸命にケアに関われた高齢者が亡くなった時、一つの達成感みたいなものがあります

その人らしい最期を迎えることが出来たと感じることができるからです

 

要するに自己満足みたいなもの

でも、悔いはありません

 

しかし、この方には後悔が多いです

「もっと関わってあげればよかった」

そう話す職員もいれば、

 

「どうしていいかわからなかった、あの人は難しかった」

そう話す職員もいます

 

要するに介護職員の中に後悔が残ります

本当に職員泣かせの入居者様です

 

「頑固で自分の思い通りにならないと怒るから大変だったでしょう」

家族はそう言います

 

人はそう簡単には変われない

でも、高齢者の状態はどんどん変わっていきます

 

 

 

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